2008年10月15日水曜日

久しぶりの長編

最近、「あ、面白そう」と思って読み始めるのが皆WIP(=書きかけというか連載物というか)ばかりで、きちんとエンドマークがつくかもわからないお話を途中で紹介してしまうと残念な結果になる場合も多いので、読み始めたお話にはいいお話になりそうなものも多いものの、なかなか日記に載せる踏ん切りがつかずにいましたが、

今日、久しぶりにじっくりと長編Slashを読みました。

9月くらいから投稿が始まり、先日最終章が投稿されたので、後で読もうと目をつけていたお話です。


Everything I Do

Rating: NC17
Wordcount: 大体3000語×14章ということで余裕で3万語以上!

Summary: Jensen is the best in the business, a vocal coach who can work wonders. Jared is an ex member of a boy band, a master at lip synching and looking good. He needs to sing live, he needs the money, there is only one person he can turn to for help. Thing is Jensen doesn't actually like Jared and says no....


上のあらすじでのJaredのお金が必要な理由というのが、ええっ??!!そこまで???というヘビーなものなのですが、全体を通してとてもいいお話に仕上がっていました。



☆



ちょっとネタバレ的に私の感想を交えて詳しいストーリーに触れてしまうと…。

読む前に、物語の詳細を知りたくないという方はご注意ください。







クリスマスのイベントで、人気バンドKane(Jensenの友達、Christian Kaneが主催するバンド)の特別ライブが企画され、そのイベントの目玉として、既に解散してしまった、かつては超人気だったアイドルグループに集合がかけられることになります。
生バンドの演奏をライブの醍醐味にしている『Kane』との共演ということで、今回ばかりはアイドルグループのメンバーにも「口パク禁止令」が出されるのです。

現役アイドル時代、一度も生歌の経験がないJaredは、Kaneの足を引っ張るようなみっともないことをしないため、強制的にヴォイストレーニングを受けさせられることになり、一身上の都合でどうしてもお金が必要なJaredは、このイベントでの高額なギャラを手に入れるため、不承不承、トップヴォイストレーナーJensenの指導を受けるはめに。

この程度のあらすじを目にした限りでは、「なかなか面白そう…」だし、気楽に読めそうな軽いお話のようですよね?

ところが「お金に困っている」というJaredの様子がどうもただ事ではないのです。

私と一緒に、Jaredの様子を不審に思ったJensenは、お稽古中ポケットから注射器を落としたりするJaredを見て、「麻薬中毒なのでは…」という疑惑を持つのですが、実は!

Jaredが注射器を持っていたのは持病の「糖尿病」のためで、

現役アイドルの解散コンサートをやっていた当時、(かなりの麻薬依存症だった)バックダンサーの女の子と酔った勢いでベガスで結婚してしまったという過去を持つものの、グループ解散後しばらくその女の子とは音信不通となっていたのですが、ある日Jaredのところへ訪ねてきた警察から「奥さんが車の事故で意識不明の重体です」と告げられ、

しかも生後間もない息子は、新生児麻薬中毒症(お母さんのお腹の中で麻薬に晒され、生まれると同時に激しい禁断症状を始めとする、様々な障害に苦しむことになるという大変な病気)でいつまで生きられるかわからない状態とのこと。

以来、Jaredは事務所との契約も切れ、決まった収入も健康保険すらもないまま、アイドル時代の貯金を切り崩しながら、意識不明の(名前だけの)妻と、息子の看病をし、入院費&治療費を払い続け、しかも自らは糖尿病でインシュリンを打たなければならない、というとんでもない三重苦に苦しんでいた、ということがあきらかになります。

こうして書き出してみると、そこまで積み重ねなくても…と思うほどの不幸の大盤振る舞いなのですが、

そこにJensenとの恋愛模様&息子の病気の回復といった出来事が語られていく様子は、決して重たいだけではなく、ほのぼのと楽しく可愛い印象もあって、全体としてなかなかいいお話に仕上がっています。

特にJaredの息子Lee君の出てくるシーンは、ほのぼのとした父子の愛情に溢れていて本当によく書けていると思います。

ただ一つ欲を言えば、私としては、Lee君がもっとJensenに懐いたり、甘えたりするシーンを入れてくれたら、もっと胸がきゅんっとなったのに…とちょっと不満に思ったところもありましたが…、

NC-17シーンは完全TopのJaredと、完全BottomのJensen、ゆえに安心して読める、ということで、

久々に、うん、まあ、これは忘れないうちに日記に書いておこう!と思える作品に出会ったと言えると思います。

(久々の長編一気読みで、頭がふらふらして、勢いで日記を書き始めたものの完全に支離滅裂となっている気がしますがご容赦ください)


☆


ここ数日で体調も回復したので、次のエピソードが放送になってしまうまえに、少しだけでもシーズン4の感想文も書かなければ…と思います。

0 件のコメント: