2008年6月17日火曜日

Big Bang2008 その2

今日も一つ読んでしまったので、忘れないうちに感想をちょこっとだけ。


『Come Play With Me』

Rating: hard R

Word count: 24,700語

【あらすじ】
幼馴染の親友Chadと共に、ほんの少年の頃から熱烈なB級ホラームービーファンを自認してきたJaredは、19歳の時、地元サンアントニオで開催されたホラー映画のコンベンションに参加します。
長年の憧れの俳優であるJensen Acklesとのフォトセッション(Jensenの肩を抱いて写真撮影)に舞い上がったJaredは、「いつかあなたのために脚本を書きます!」と宣言。
5年後新進気鋭の脚本家兼映画監督となったJaredは、約束どおり、Jensenを主演に映画を撮ることになるのですが…。


この作家さんの書く、JaredとJensenのキャラ設定は、まさに私好みです!

映画作りの才能は一流なのに、とにかく天真爛漫で子供みたいなJaredと、

運の悪い巡り合わせで、これまで作品に恵まれず俳優としての優れた才能をうずもれたままにしてきたJensen、

過去の心の傷から、人付き合いというものに臆病になっているJensenを、おとぼけで単純でとにかくJensenのことが大好きで仕方のないJaredが押して押して押し捲って振り向かせてしまう、

という私のツボそのままのストーリーも去ることながら、

全編、とにかくJensenにべた惚れのJaredの視線から描写されるJensenの形容詞が、

Cute、Adorable、Pretty

なんていう言葉で溢れているところが最高に微笑ましくて、にやにやが止まらなくなります。

24,700語? なんだかあっという間に読み終わってしまって、この倍の長さで読みたいくらいです。

ペアを組んでいるArtistさんが、ストーリーに挿入されるウェブページや雑誌のゴシップ記事をすごく上手に作っていて(ウェブページの場合、コメント欄まで!)、それにも感動します。

Jaredが脚本を書き、監督したJensen主演の映画

【The Blood Spattered Samurai】

のポスターも秀逸というしかない出来。
誰か本当にJensen主演でこの映画を撮ってくれないだろうか…。

Big Bang、今日もまたぞくぞくと新たな投稿が…。

最近また、夏休みの宿題を伸ばし伸ばしにして、つい漫画を読み耽ってしまう小学生に戻ったような気分に襲われている私です…。

この一年は、やりたいことを頑張る!と決めたのに…。

2008年6月16日月曜日

Big Bang2008

6月9日を皮切りに、ついに今年のBig Bangの投稿が開始されました。

昨年はなんだかわけもわからないままに、ありあまる暇な時間を全てつぎ込んで次々と投稿される名作Slashの数々を読みまくっていましたが、今年はなかなかそういうわけにも行きません。

それでも我慢できずにいくつか読み始めましたので、忘れないうちに覚書程度に感想文を書いておこうと思います。

この企画って、ドラマがお休みのの間の数ヶ月を楽しく過ごすため、Writerさんごとに投稿日を割り振られて、秋までの数ヶ月、途切れなく投稿が続いていくようにアレンジされていたのだという事実を今年の企画が始まった時に初めて知りました。

現在3作品ほど読み終えたところです。

どれもなかなかの出来だとは思いますが、現時点で私のツボにしっくりとはまったトップの作品は、

『After The Tone 』

Rating: NC-17

Word count: 24,500語

Supernaturalの終了後、ハリウッドのトップスターとなったJaredと、芸能界の最前線では活動しなくなったJensenのお話。

どうも私はこんな感じの設定に弱いのです!

このお話は「自分の本当にやりたいこと」を自問し続けた結果、ニューヨークへ移り住んで舞台演劇のキャリアを追求し始めたJensenの目線から淡々と語られていきます。
Jensenの日常の合間に、JaredのVoicemail(留守電)に吹き込んだJensenのメッセージがぽつっ、ぽつっと挿入されるのですが、どうやらハリウッドのトップスターとして忙しい生活を送っているJaredからは一向に折り返しの電話がない様子。
地道な活動を重ねてニューヨークでの舞台俳優としてのキャリアを積み上げて行く中で、Jensenは自分の本当のSexual Orientationに気付いたりもします。
そしてJensenは、ついに巡ってきた大きな舞台の前に「多分忙しくて無理だろう」と思いつつもJaredに対し「ぜひ見に来て欲しい」と伝言を…。

もちろんJensen&Jaredの完全なハッピーエンドで終わるのですが、後半かなり進むまで、ほとんどJaredが出てこないという異色の作品でもあります!

でも面白かった。

以下はネタバレなので、ご注意ください。







Jensenが新たに気付いたSexual Orientationを追求していく段階で出来る恋人とのシーンだとか、

一向に連絡してこなかったJaredが突然Jensenを訪ねてきたと思ったら、男の恋人と一緒のJensenを目にして、急にキレて帰ってしまう、だとか、

Jaredが忙しさを理由にJensenの電話に返事をしなかったのは、JensenがLAを(つまりはJaredのことを)あっさりと見限って一人でNYに行っちゃったことにすねていたからだったとか、

上のいずれも、この二人はとっくの昔(Supernatural時代)に恋に落ちちゃっていたというのに、当人達だけがそのことに気付いていなくて、おかしな具合に二人がすれ違っていってしまったために生じた事態だった、というのがどうにも胸をくすぐってくれるところです。

BigBang企画の中では短めの24,500語ですが、久々の長編Slash読みとなった私としては、このくらいが丁度よかったのかも…。


☆


他になかなかよかったお話は、

『Spin the Light to Gold 』

Rating: NC-17

Word count: 52,000

Summary: It's Jared's first summer as a junior counselor at an idyllic summer camp, and he's looking forward to as much sun and fun as he can handle. But things don't turn out exactly as he plans, and his summer takes an interesting turn when he finds himself falling for a hot older counselor. Featuring Chad, crafts, hordes of kids, and all the summer camp cliches imaginable.


一応自分がゲイであるという自覚だけはあるものの、やっと高校を卒業したばかりで、なんの経験もないJaredと、回りからはシャイだと言われつつもなんだか経験豊富そうなJensenという組み合わせ。

私の一番の好みのパターンは、たとえ年下でも主導権はがっちりと握ってJensenを翻弄する男らしいJaredが出てくるお話なのですが、

なんにも知らないJaredが純粋に一途にJensenに恋してしまって、底の見えない大人のJensenの言動や漏れ聞いたJensenの過去にあれこれ一人で考え込んで悩んだりするお話というのも、読んでみるとやっぱり面白いのですよねー。

Jared目線では物凄く大人に見えるJensenも実際には二十歳を超えたばかりの一人の男の子にすぎないわけで…。
微笑ましいハッピーエンドに落ち着いてくれると、5万語を超えるお話を消耗して読み終えた苦労も報われるというものです。

日本人にはあまりなじみのない、サマーキャンプでの出来事がキーになったお話ですが、キャンプでの細々した日常の事柄を読んでいくのも楽しかったです。


☆


『Ouroboros 』は、Wincestですが、

Sammy died when Dean was nine. Sixteen years later, he's the last Winchester alive, and hunting a man who's supposed to be the Antichrist. But when he meets Sam Harrison face to face, he can't pull the trigger. They go on the run from the other hunters together, discover a bond they can't quite explain, become a team and more. By the time all the secrets between them are revealed, it's too late to go back, and the Antichrist has risen. The world is ending and Dean's the only one who can stop it--if he's willing to give up everything he never thought he'd have.

なんていう、あらすじがとにかく面白そうで!

いそいそと読み始めたものの、どうも「受」臭いSamに阻まれて、現在先が読めなくなっています…。


割とあっさりと読み終えてしまった『The Seahorse 』も、完全にJared受。


SPN Fandomでは、Jaredがあれほど逞しく成長した現在でもなお(?!)Jared受&Sam受の勢力が衰えを見せていないってことなのでしょうか?

いや…、このジャンルの人気は永遠ということなのか…。


☆


『Silence = Death 』にいたっては、Blended and blessedという、

それぞれ小さな娘を持つシングルファーザー同士のJensen(ゲイの舞台俳優)とJared(ストレートの救急隊員)が恋に落ちる

という、非常に面白そうなAU ’verseのシリーズの続きらしいのですが…、

せっかくなら…と、頭まで遡ってBlended and blessedのシリーズを読んでいる内に、この’verseへの興味がすっかり失速してしまって、Silence = Deathの本編を開けなくなってしまいました。
(娘達のやり取りは微笑ましいし、友達から家族になっていくJ2の関係を読んでいくのも楽しいはずなのに。Jensenが変な風に乙女系…というか、オバサン主婦みたいになりつつあるのに Jared受だったり、細かい設定として出てくるJensenの某所へのピアスとか…私の好みとしては、微妙に読むのが辛くなって…)

でもBigBangへの投稿なのだし…、本編は面白いのかな…(シリーズの他の話を読んでなくても、単独の話として読めます、という前置きはしてあるものの…)、でも55,000語…。

誰かのお奨めが出てくるまで待ってみるか。


☆


今回のBigBangチャレンジ。

いまのところ投稿された作品はWincestが多いという印象で、あらすじを読む限り、どれもすごく面白そうではあるものの、根っからのRPS読みの私としては名前を知らない作家さんばかりで作品のレベルが予想できず、
思うように時間のとれない現状ではお話のページを開く踏ん切りがつかないというのが悔しいところです。

すごい名作が眠っているかもしれないのに…。

あー!時間が欲しい!!!